国道の定義

幹線道路網を構成する道路で、道路法に基づいているものを国道という。
この道が国道であると指定されるには「一般国道の路線を指定する政令」で指定されなければならない。

幹線道路網を構成するとはどういった内容であるのか以下wikipediaより抜粋する。

国道に指定される道路は、主な都市と都市を結ぶ道路や、高速道路と連絡する機能を持つ道路、主要港湾や空港をつなぐ道路など、これらの連係により国の産業経済の発展に欠かすことができないもの、あるいは国の産業発展に貢献するであろうことが将来期待されるものとして、重要視された道路である

主な都市と都市を結ぶ道路

例えば、国道25号だと亀山市から大阪市を結ぶ道路であり、国道1号であれば東京都内から京都市内を結ぶ幹線道路である。

高速道路と連絡する機能を持つ道路

インターチェンジと接続している道路などを指している。全国に数が多いので一つ一つあげるとキリがないので割愛する。
一つ例を挙げると、奈良県の香芝インターと接続している国道168号などが該当する。

主要港湾や空港をつなぐ道路

こちらは非常にわかりやすい国道がある。
神戸市内にある国道174号で、距離はわずか0.2㎞。
短いながらも神戸港物資流通のための産業道路として重要な道路であるから国道として指定されている。

 

道路とは、人がそこを通ることを前提に定義されている。
そのため、橋やエレベーター、船などもその道を通るものであればそこが国道に指定されることもある。
我々の先入主が強い自動車以外の道が国道であるはずがない、といった認識はこの点から誤謬が生じているのである。
もし、麓から山頂にかけて産業や経済活動上重要な経路とみなされるものであれば、そこがエレベーターであれ国道として定義されてもなんら不可解な点はないのである。