【街道探訪】高ぼっちスカイライン

天を掴むような道路。
といえば、読者は現地を訪れてみたくなるのではないだろうか。

標高1600mの山肌を縫い続け、視界を遮る草木はなく、ひたすら黄緑に彩られた山々が流れ、紺碧の空の下、清風に撫でられながら一車線の高原道路を登ってゆく。

もし読者が、空を見上げるような開放感を体験してみたいのであれば、初夏の快晴の下走ってみるといいかもしれない。

歴史に関しては、残念ながら史料に残されるほどの大きな役割を持った場所ではない。史跡となるものもなく、歴史的史料としては価値を見出すことはできない。

景色に関しては、北アルプスを目路の限り眺望観望する好適の地であり、わたしのように煙霞癖を有する人間であれば、長野の景勝地として自然界へのさらなる情操を養う場所になるであろう。

高ぼっちスカイライン

道路情報

アクセス:林道
注意点:冬季は全面通行止め。
走行快適度:至高の開放感。
酷道レベル:交通量はほぼゼロではあるが狭路。