アメリカ対日援助見送り資金

第2次大戦後,アメリカの対日援助について,それに見合う円換算額を他の財政資金とは別に積み立て,経済の再建,通貨の安定を図るために運用した特別会計

1948年に連合国軍総司令官の日本政府に対する覚書による、日本の道路及び街路網の維持修繕五カ年計画
1960年以前の日本の国道は酷い有り様で、すれ違いすらまともにできず、車による沿線民家の破壊などが相次いだ。舗装もまともになされておらず、幹線道路である国道20号ですら泥濘で車が身動き取れなくなるほどであった。
このような有様の解決のために、日本経済再建の資金として「アメリカ対日援助見送り資金」から公共事業に110億円の予算が割り当てられた。
当時の道路予算の43%を占めており、戦後の道路改善はアメリカの援助によるところが大きかった。